フィールドワークを経験して視野が広がり
自分が進むべき道を見つけられました

高校の修学旅行で沖縄に行った時に、泊まったホテルのスタッフさんたちが働く姿を見て憧れたのが、自分も観光業界で働きたいと思ったきっかけです。観光について学べる進学先を検討するうちに、淑徳大学のフィールドワークを中心とする実践的な授業に魅力を感じました。オープンキャンパスに行って詳しい話を聞き、この大学ならホテルだけでなく観光業界の幅広い知識を身に付けられそうだ、と考えたのが淑徳大学を志望した理由です。
実際に入学してみると、１年次から学部全体でグループワークを行うなど、チームワークやリーダーシップを学ぶ機会が多くありました。私はもともと人見知りで、初対面の人と話すのが苦手なタイプです。でも、授業で多くの人と関わり、経験を積むうちに克服できたので、人前で発表するのも苦ではなくなりました。

２年次から観光地マーケティングを学ぶゼミに所属して、研究対象地の熱海と金沢で合宿を行い、観光客の動向についてデータを収集しました。研究対象地の選定や合宿の手配、現地での情報収集についても学生が主体となって動き、実施するのも初めての経験です。準備は大変でしたが、現地に足を運んで、観光地の現状を自分の目で見て学ぶことの大切さを知りました。
淑徳大学では授業にインターンシップが組み込まれていて、３年次の夏休みに参加することで単位が取得できます。私は川崎のホテルで約２週間の業務体験をして、実際にフロントやロビーに立ってお客様をご案内しました。インバウンドのお客様が多くてコミュニケーションに苦労しましたが、身振り手振りをまじえて理解してもらえました。不慣れな対応にもかかわらず、お客様が返してくださったが笑顔や「ありがとう」の言葉が忘れられません。

授業やゼミで現場に足を運んだことにより興味が広がり、地域の活性化に貢献する仕事がしたいと考えるようになりました。ホテルに限らず幅広い業界を調べるうちに、東日本旅客鉄道の説明会で、駅を拠点としたイベントの開催などを通じて沿線地域の活性化に取り組んでいることを知りました。ここで働いてみたいと思って志望した結果、内定を得ることができました。
最終的に採用試験を受けたのは、東日本旅客鉄道のほかホテルやエアラインなど13社です。キャリア支援室のエントリーシート添削や模擬面接では、会社ごとにきめ細かくアドバイスしてもらえたので、自信を持って本番に臨めました。また、グループワークの授業で身に付けたコミュニケーション力やプレゼンのスキルも、選考ステップのグループディスカッションの場で大いに役立ちました。いつかゼミの経験を生かしながら、地域の魅力発信に携わることが私の夢です。